証し② 入信の証し

 私は1987年のクリスマス礼拝でバプテスマに与りました。その年の「秋の特別伝道集会」で初めてキリスト教会の門をくぐって2か月後のことでした。キリスト教系の大学で4年間を過ごし、信仰者の友人たちに出会っていたことも幸いしたと思います。受浸から遡ること2年前、それぞれに脳内出血を患い、重度身障者となった舅姑を引き取り介護者として生きる道を目の前に示された時は、私の未来設計図の大変更を到底受け入れることが出来ずに茫然自失の日々でした。そんな時、やがて母教会となるN教会の「特伝」に誘われたのです。盲人バルテマイの物語を聞きながら、私はクリスチャンになるらしい…と、他人事のように感じていました。礼拝に出席を始めて、程なく「初心者の学び」「信仰告白の書き方」へと導かれ、気づけば私もN教会の教会員でした。

 信仰に関する決断に限り、私の意思はいつも後ろへ回る気がします。「サタン、引き下がれ。」イエスさまのこのみ声の後ろに。